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空き家 売却失敗 千葉

相続された空き家を共有持分にしていたために売却タイミングがずるずると延びてしまい高値での売却に失敗したYさんの事例です。



Yさんの実家は千葉県の当時はまだ開発されていないニュータウンにありました。

1989年に470坪もある実家を相続しましたが、共有持分にしていたために対応の意見がまとまらずに放置空き家になってしまいました。

実家を相続して間もない頃、Yさんは売却をしたいと兄弟に相談したことから問題は起きました。



長男であるYさんは県外で結婚もしていたために実家を相続した当初は今後帰省する予定もなく、兄弟も就職や転勤などで県外に出ており実家に戻ることはないと考えていました。

またYさんは長男ということで維持管理は自然な流れで対応していましたが経済的にも体力的にも重荷になってきました。



1989年はバブル絶頂期だったので数社に相見積もりを取ってみると、一つの不動産業者がマンション用地として7億円で購入したいとYさんに提案してきました。

Yさんはそんな価格で売却できると考えていなかったために、驚きのあまりその時点で売却を決めそうになってしまいました。

冷静さを取り戻して早速、兄弟を集めて7億円で売却できる旨を相談しました。

もともと兄弟間の仲は良かったために全員同意して喜んでくれるとYさんは思っていました。



しかしYさんの期待とは裏腹に意見が兄弟間でぶつかってしまいました。

7億円で売却をしたいYさん

自分たちが生まれ育ち、親が残してくれた実家を売却するなんて見損なった」と言う次男

それだけの価値があるということだから売却せずに賃貸にした方がいい」と言い勝手に提案をくれた業者以外の不動産業者に相談をし始めた三男

結局、意見が綺麗に分かれてしまいました。

Yさんは「その間の維持管理は誰がすると思っているんだ!」という積年の心情を訴えましたが、弟たちは「それは兄貴が勝手にやっていることだろう」と言ったことから大ゲンカにまで発展しました。

弟たちを説得しようと何度か試みましたが、回数を追うごとに兄弟間での対立は深まるばかりで結論までに至りませんでした。



実家の対応に対するモチベーションも下がったYさんは活用の提案を諦めてしまいました。

そして維持管理もやめてしまいました。

放置空き家と化した実家は荒れ放題の状態になり、草木が生い茂って林の様になり、不法投棄やゴミの投棄も目立ち、中学生たちの溜まり場にもなってしまいました。

次第に悪臭も放つ様になり近隣住民にも有名なお化け屋敷として迷惑をかけるようになってしまいました。

ある時にタバコの不始末でYさんの実家がボヤ騒ぎになったことから、これ以上は近隣住民に迷惑をかけてはいけないと思い20年越しに空き家の対応について再度兄弟そろって真剣に考え出しました。

結局売却できた金額は5,300万円でした。

現在でも立地条件としては優れていたためにそれだけの価値はありましたが、当初の7億円という金額と比較すると10分の1以下の金額です。

もっと早く売却していれば良かったと後悔は残りますが、問題の種は取り除けはしました。

しかし一度発生した兄弟間の溝は完全に埋まることはなかったそうです。



共有者の兄弟によっても実家に対する思い入れや感じ方は違います。

しかし放置することで価値が下がるどころか、近隣住民に迷惑をかけることになります。

実家を相続する場合はなるべく早く活用方法を決定しておきましょう。

一時の労力を惜しんで

空き家になったらなったでその時に皆で決めよう」などと言って決断を先延ばしにする決断をしてはいけません。

共有持分は聞こえは良いですが、その後の苦労は大変なものがあります。

意見が分かれて活用されずに放置してしまうとせっかくの活用のチャンスもなくなります。

家族間や兄弟間に知識や専門性がある人がいればいいですが、その様なケースはです。

今後の活用方法に関して結論を出す際にはちゃんと誠意ある専門家に入ってもらいましょう。



しかし士業の先生や不動産業者の間でも〈相続〉というのは大きなビジネスチャンスになります。

士業の先生でも実は相続案件をちゃんと捌ける人は税理士や司法書士問わず1%に満たないのが現状です。

相続案件に対応できること〉と〈相続案件を今後対応していきたい〉というのは士業の先生のクオリティは雲泥の差です。

ですので「近いから」、「昔からやっているから」、「相続対応していると宣伝しているから」という理由だけで安易に士業の先生を選ぶと納得のいく相続対応ができず余計に話がこじれてしまいますので注意しましょう。



不動産業者も相続の際には不動産の活用・対応方法で動くので相続というのは嬉しい響きになります。

不動産業者でも勿論まっとうに空き家案件に対応している業者ありますが、自社の利益にさえなれば良いと考えている業者が非常に多くあります。

グレーどころかクロの業者も多いのです。

売却を考えていても販売活動に積極的になってくれなかったり

活用といって賃貸のためにアパート建築を勧められるも建築費用を下請け業者に直接問い合わせると60%の金額で建てられると後で分かったり…

リフォームをして活用しようとしたがずさんな工事で高額の工事費を取られたり

リフォームの見積書を出した後に工事をしたが完成した後に「これとこれが必要でしたからこの金額になりました」と言われたり…

そのため不動産の専門家はシビアに選ぶことが必要です。

この選択を間違うと活用の成否は大きく変わりますので注意が必要です。

きちんとした専門家に相談してなるべく早い段階で話をまとめておくことが重要です。



空き家に関する様々な問題や対応に関する第三者の専門家による相談窓口として、『全国不動産相談センター』をご紹介します。

全国不動産相談センター』はリフォーム業者や解体業者、不動産業者ではありません。

主に不動産にまつわる相談事に対応してくれますが、空き家活用を考えている人や空き家の対応や処分に迷われている人も多く活用されている公平中立な相談窓口です。

空き家に関連する解体・売買・相続・賃貸・維持管理・遺品整理など様々な相談対応を行っています。

〈売り手の業者〉ではないので空き家所有者の目線で専門家が相談に対応してくれます。

空き家の対応のセカンドオピニオンとしても活用してみるのも良いと思います。



また、必要の際は全国の信頼のおける優秀かつ優良な専門家や専門業者も紹介してくれます。

空き家が社会問題になってから相談実績も多く、沢山の相談対応もしている様です。

相談料も無料なので、気軽に相談してみると良いと思います。

『全国不動産相談センター』への問合せはこちらから
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