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空き家維持管理 失敗事例 岡山

岡山県出身のIさんは仕事の都合で現在は大阪に在住しています。

長男だったこともあり、実家はIさんが所有していました。

実家にはIさんの父親が一人で住んでいましたが、高齢のためにIさんが呼び寄せて大阪の家で一緒に住んでいます。

Iさんは時間を見つけては帰省して草刈や掃除なども行っており、正月やお盆などの兄弟が集まる際にも実家を使っていました。



そんなある日Iさんのもとに岡山の役所から「管理不良な空き家」として通達がありました。

近隣住民から苦情が発生したのです。

Iさん自身ではしっかりと維持管理を行っているという自負があったために、通達に対して怒りを感じていました。

しかし実際にIさんの実家を訪れると草木が繁茂しており、庭の木は大きくなって道路に越境していました。

古くなった家電製品も庭に転がっており、誰がみても役所の通達通り「管理不良な空き家」でした。



後にIさんに確認をすると

「今年は仕事が忙しいのでまだ行けていない。しかし庭の手入れは帰省の度に何日もかけて行っている。ゴミの投棄はなぜ俺が片付けないといけないんだ。捨てた奴に片付けさせるべきだ。」

との主張でしたが、一方で近隣住民に話を聞いてみると

「何度か庭の手入れをしているのは見たことがある。だけど梅雨の時期になればすぐに元通りになっている。家電製品の不法投棄もはじめはなかったが一つ捨てられたら後はどんどんとゴミが増えていった。悪臭もして洗濯物も干したくなくなる。

という反応でした。

Iさんに近隣住民からの苦情をしっかりと伝えると、庭の手入れとゴミの処分に取り掛かりました。



Iさんのケースの様に、近隣住民から「木を切ってほしい」、「塀を直して欲しい」、「雨どいを直して欲しい」、「ゴミを処分してほしい」などの要望に対して

そんなことを言われても困る。うちはうちでしっかりと管理しているのだから。」となかなか対応してくれないケースがあります。

近隣住民から見ると〈空き家〉ですが所有者からみると〈使う頻度が減った実家〉という認識のギャップで腰が重く、近隣住民の意見を軽く捉えてしまう傾向があります。



片付けが終わったIさんの話を深く伺ってみると

「実は俺も父親をこっちによこした時に実家を売却しようとしたんだ。そのことを父に相談すると俺が生きているうちは売らないでほしいと言われてしまった。」

と言っていました。

Iさん自身は実家を人に喜ばれる形で活用しようという意思があった様です。

しかし親がそのことに対してなかなか首を縦に振ってくれないケースは多い様です。



空き家の活用方法としては大きく分けると売却するか賃貸という方法があります。

Iさんの様に「住みはしないけども手放したくはない」という方は多くいます。

そういう場合は賃貸活用が良いでしょう。

同じ理由で空き家を人に貸すケースが少なくありません。

賃貸戸建として貸すことは用途変更や面倒な手続きもなく、不動産会社に依頼して宣伝活動をしてもらい借主が決まれば家賃収入を得ることができます。

手軽でメリットも多く望めそうな賃貸活用ですが安易に始めてはいけません。



間違ってもどこから来たのか分からないような不動産業者に相談することは避けましょう。

不動産業界はグレーな業者が多い業界です。

相談する相手を間違うと親身な振りをして
「〇〇をして対策をしましょう」、「△△が必要です」といって営業をかけてきます。

早く空き家問題を解決したいという心理の時は、業者にすがりたくなる気持ちは分かりますがそういう時がカモになりやすく一番危険です。



また賃貸経営には様々な不安があります。

不安を感じる際は一戸建て空き家の一括借上(サブリース)にだすというのもという手段も悪くないでしょう。

一括借上げとは、賃貸管理会社が空き家所有者の物件を借上げ、賃料を一定保証するシステムです。

この際の入居者募集や賃貸物件の管理業務は賃貸管理会社が行います。

サブリースなので賃料保証となっています。

賃貸経営に不安のある人は一括借上を有効活用するのも良いでしょう。



また、借りたい人に貸せる状態にまで修繕費用が必要になりますが、その際に「どれだけ修繕しなければいけないのだろう」と不安を抱える方が多い様です。

信用のある不動産会社を介してですが、〈空き家活用計画ローン〉というものが今はあります。

空き家活用計画ローン〉を有効活用し、一括借上をすることで無出資かつ安定的な家賃収入を見込むことができます。

「実家を手放したくないので賃貸したいけど、どうしたら良いかわからない」

「賃貸経営が不安で仕方ない」

「賃貸につきまとう面倒事は嫌だ」

という方は情報収集することをおすすめします。



しかし、重複する様ですが相談する不動産会社を間違ってはいけません。

不動産業界はグレーな業者が非常に多いのも事実です。

相談相手を間違うと高い工事費を計上してローンを組ませて、後の管理はずさんというケースもあります。

過去の施工例やシミュレーションを見て、適切な管理も行ってくれる会社を選びましょう。



工事がずさんでも、管理が不適切でも、宣伝活動が弱くても、どれか一つでも事欠くとこの無出資での安定家賃収入は成り立ちませんので業者選びは非常に重要なポイントです。

近いからという理由だけで空き家活用を依頼することは避けましょう。


空き家を維持管理するにあたっては業者の選定や管理方法など様々な注意点があります。

空き家に関する様々な問題や対応に関する第三者の専門家による相談窓口として、『全国不動産相談センター』をご紹介します。

全国不動産相談センター』はリフォーム業者や解体業者、不動産業者ではありません。

主に不動産にまつわる相談事に対応してくれますが、空き家活用を考えている人や空き家の対応や処分に迷われている人も多く活用されている公平中立な相談窓口です。

空き家に関連する解体・売買・相続・賃貸・維持管理・遺品整理など様々な相談対応を行っています。

〈売り手の業者〉ではないので空き家所有者の目線で専門家が相談に対応してくれます。

空き家の対応のセカンドオピニオンとしても活用してみるのも良いと思います。



また、必要の際は全国の信頼のおける優秀かつ優良な専門家や専門業者も紹介してくれます。

空き家が社会問題になってから相談実績も多く、沢山の相談対応もしている様です。

相談料も無料なので、気軽に相談してみると良いと思います。

『全国不動産相談センター』への問合せはこちらから
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